競馬はロマンだ

「メルボルン・カップ(G1)を獲りたい。
人は夢だと思うだろうけど、
本気でそこを目指して頑張っていることを知ってもらいたい」

僕の胸を、「グッと地球便」での西谷調教師の言葉が突き刺した。
彼は大学を中退。21歳でオーストラリアの競馬学校に留学した。
調教師資格を取得した時に、競馬のジョッキーにスカウトされた。

オーストラリアで、日本人が現役ジョッキーと、
サラブレッド牧場で仔馬育成・調教師の一人3役。
今は、小さな牧場厩舎は奥さんと二人三脚

僕はGoogleで検索をかけて、西谷夫婦とコンタクトした。
オーストラリアの競馬界の素晴らしさを伝えられた。
日本と違い、馬主資格も簡単に取れる。

オーストラリアにいる日本人による、
日本人の牧場・厩舎から、
G1レースの優勝

僕にとって、これが、最高のロマンだ!

サラブレッドを中心に、人と人の繋がりは世界に繋がる

2012年10月28日 「近代競馬150周年」を記念し、
天皇皇后両陛下が天皇賞・秋を観戦された。
エイシンフラッシュ号とミルコ・デムーロ騎手が優勝。

今まで日本人が初めて見たシーンだと思う。
優勝したデムーロ騎手は貴賓席へ、ひざまずいて最敬礼をする。
日本という国に心からの忠誠を誓う騎士の様だった。

競馬場のファンはそのようすに釘付けになった。さらに、
特大スクリーンに、大きな拍手を送られた両陛下が映し出されて、
大観衆から大歓声が湧き上がった。

東京競馬場を後にすると、ニューオータニで行われた、
一口馬主の社台グループ「感謝の集い」移動した。

僕は、愛馬ラブリリックを預かっていただいている、
船橋競馬の川島調教師とお酒を飲みながら話していた。
すると、デムーロ騎手が会場に到着した。

デムーロ騎手は、川島先生を見つけると、
真っ先に飛んできて、深いお辞儀をしながら、
何か話し始めた。

僕は、思わず一緒に写真を撮ってもいいですかと聞いた。
彼は、イタリア語か日本後が忘れたがOKと微笑んでくれた。
はずだと思う?

世界的な騎手のデムーロさんは、初めて日本の馬に乗る時、
船橋競馬の川島先生が、見受けの保証人になられたそうだ。
その恩義をいつまでも忘れず、尊敬の念を見せる。

人と人の繋がりこそが命、
目の当たりにした瞬間だった。
初めての一口馬主
2010年5月、初めての一口馬主で所有した「ラブリリック」が、
北海道から船橋の川島厩舎にやってきました。
一口馬主にも厩舎でお披露目がありました。

「大丈夫ですから手綱を持ってみてください」と言われて、
手綱を持った瞬間、ラブリリックは僕の頬をいきなりなめました。
可愛いい、可愛いすぎる、それが僕の初めて湧いてくる感激でした。
初めてのレース
同じ年の7月23日いよいよ「船橋JRA認定競走」に初出走です。
当日は、レースが始まるまで、最後まで無事にゴールできるか?
まるで息子の運動会を見守る父親の心境でした。

あんなに可愛いメスの仔馬が男馬と一緒に、
本当にサラブレッドのレースで速さを競えるのか?
スタートのファンファーレが響くまで心配でたまりません。

現在は中央競馬でトップジョッキーの戸崎圭太さんが騎乗してレーススタート。
な、なんと結果は、
圧勝、2着馬に6馬身もつけて、図抜けた速さで逃げ切りました。

レースが終わって戻ってきたラブリリックは輝いていました。
優勝すると、競馬場で優勝馬を囲んんで、勝利ジョッキー厩務員さんと一緒に、
一口馬主も記念写真撮影が必ず行われます。

一口でも馬主の体験は、今までの馬券を購入していた競馬と、
異次元の世界が広がります。
あの日から、僕はサラブレッドのとりこになりました。
初めての競馬

大学入学して、4月に入ったクラブで、
東松山森林公園で新歓ハイキングが行われました。
3時半頃、先輩たちはおもむろにラジオを取り囲みました。

その後には、歓喜の歓声が!その歓声は、
皐月賞にトウショウボーイが優勝した瞬間でした。
飲み屋に移動しても、先輩は競馬の話ばかりでした。

初めて先輩に連れられていった競馬場、
その日は「第43回日本ダービー」で、
入場者数が14万人を超えていました。
こんな熱狂の坩堝の世界があるのかと驚きでした。

その後大学生時代は、実家の近くの東京競馬場で、
競馬の開催がある土日は、
朝早くからレース終了まで通い詰めました。

社会人になっても、大きなレースがある金曜の夜は、
競馬好きが集まって、渋谷のお店で、
自分の予想を語り合いました。

1981年11月、世界の最強馬を集めて、
第1回ジャパンカップが開催されました。
私たちの仲間は全員揃って、
馬蹄をデザインした真っ赤なトレーナで参戦しました。

パドックで私たちはNHKテレビ大きく放映されました。
10年後の年末、NHKでジャパンカップ回顧が放映。
自宅の電話がなりぱなしでした。

競馬のレースを思い出すと、
その時代その時代に自分が何に夢中だったか、
走馬灯様によみがえります。

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